省略の美 誇張の美 「下萌」御菓子司むらもと

春へ
御菓子司むらもと 「下萌」 (石川県 白山市鶴来本町) 



上生菓子は、意匠が命です。

和菓子屋さんはそれぞれ形(デザイン)を考えてそのデザインを形にし菓銘まで付けます。
感性も技術も必要な作業です。
最近ではキャラ物の上生菓子も多く見かけられるようになりました。
キャラ物(アニメのキャラクター等)を作るのも大変な技術が必要です。
そういった上生菓子も、作り手の個性だと思いますし、そうで無い上生菓子も、また個性です。
それぞれの上生菓子が有ってそれぞれの個性が光ります。

判断されるのはお客様であり、作り手ではありません。
将来的にどちらの割合が多くなるかは判りません。

省略の美 誇張の美

そんな上生菓子の世界が好きです。
それに和菓子屋さん独自の技量が加われば最高ですが。
まだまだ力量不足です。
道半ば。
・・・・っていうか道を手探りで進もうとしているだけです。
上生菓子は、難しいです。

写真は上生菓子『下萌』です。
省略の方です。
雪の下から春を待つ新芽が顔を覗かせています。
白練り切り餡に挽茶色練り切り餡を裏打ちしうぐいす鹿の子豆埋め込み
小豆濾し餡入り仕立てです。
茶巾絞りという技法で仕上げました。
氷餅等を降りかけても良いのですが、省略の美です。
白練り切り餡は雪を表し、茶巾絞りの筋目が霜柱にも見えませんか。
これにシャーっベット風の氷餅を足すとするとしつこくなる様な気がしますので止めました。
(今回の解説は、美術館の音声ガイド風)

こんな上生菓子づくりが好きです。





村本賢治
    
御菓子司 むらもと  (石川県 白山市鶴来本町)









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御菓子司 むらもと