苦戦続く羽田便 便数維持へ正念場迎えた

苦戦続く羽田便 便数維持へ正念場迎えた

全日本空輸の今年10月25日から来年3月26日までの冬ダイヤで、小松-羽田便と富山-羽田便について、1日6往復の現在の便数が維持された。日本航空も小松-羽田便の1日6往復を維持する。

だが、全日空の小松-羽田便は、来年3月27日以降の夏ダイヤでは減便が確実視されており、手放しでは喜べない。小松-羽田便の今年4~7月の利用客数は、全日空が前年同期比約4割減、日航は約3割減となり、富山-羽田便も4割前後減っている。全日空、日航ともに北陸新幹線対策として、羽田便の機材を小型化し、運賃も大幅に値下げした。かつてドル箱路線と呼ばれた羽田便も現在は路線収入が大幅に減っている。

夏ダイヤでは、小松-羽田便が1往復減の5往復となる見通しで、ビジネス利用が回復しなければ2往復減の4往復もあり得るという。小松-羽田便が減便確実なら、富山-羽田便も減便の可能性があるとみてよいのではないか。

便数維持のためには、冬ダイヤの期間に搭乗率を回復軌道に乗せる必要がある。石川、富山両県関係者はここが正念場と受け止め、減便回避に知恵を絞ってほしい。
対策といっても地道に需要を掘り起こしていくほかない。その一つは、新幹線より割安感があり、使い勝手の良い旅行商品を提供することだ。全日空、日航は搭乗日前に予約すると、大幅な割引が受けられる。お得感を前面に打ち出すとともに、羽田を経由し、各地へ割安運賃で行ける新たなプランを充実させるなど、鉄道にはまねのできない強みを生かし、新規需要を開拓してほしい。
二つ目は、隣県からの利用促進である。小松空港の場合、全日空などが福井県への営業を強化し、新幹線より割安感のある旅行商品を売り込んでいる。富山県は7月に長野市内でPRイベントを開催し、「長野から一番近い海外の玄関口」として富山空港を売り込んでおり、ぜひとも成果を出したい。

 このほか、富山県では4月に富山空港応援組織「サポーターズクラブ」が発足し、地元企業や自治体が意識的に羽田便を利用する取り組みを始めている。石川県でも参考にしたい試みだ。
(北國新聞)



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