「北陸で景況感改善」 北陸新幹線開業で

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北陸で景況感改善 

企業の景況感が全国で下降する中で、北陸では逆に上向いた。北陸新幹線の開業が追い風になっているのは間違いない。北陸で際立つ景況感の改善は新幹線効果の大きさを裏付ける。
北陸財務局の法人企業景気予測調査では、4~6月期の企業の景況感が製造業でも非製造業でも良くなった。景況感を前の期と比べた指数でみると、1~3月期までのマイナスからプラスに浮上した。大企業から中小企業まで規模を問わずに上昇傾向が出ている。

財務省と内閣府がまとめた全国の指数がマイナスに落ちたのと好対照を描く調査結果からは、新幹線が北陸にもたらした優位性が分かる。新幹線効果は観光や飲食をはじめとする非製造業はもちろん、製造業にも非製造業の発注や設備投資の増加を通じて好影響を及ぼしている。
効果が波及する流れは地域経済に好循環が広がる兆しとみていいだろう。少なくともデフレの閉塞(へいそく)感は新幹線効果の勢いに押されて消えようとしている。
北陸の企業にとっては今が攻めどきだ。県や市町村にとっても地域浮揚に向けて腕の見せどころである。企業も行政も好循環実現の正念場に来たと認識して、新幹線効果を生かしていきたい。
北陸の法人企業景気予測調査結果の推移をみると、企業の景況感はアベノミクスの金融緩和と財政出動が本格化した2013年4~6月期に大きく改善に向かった。景況判断指数は、その年の7~9月期にプラスに浮上したものの、消費税率が上がった2014年4~6月期から再びマイナスに戻った。
増税後は北陸でも消費が伸び悩み、デフレ脱却の足取りは重くなっていた。しかし、今は新幹線効果に支えられて増税の影響をはねのける活気が生まれている。
内閣府の景気ウオッチャー調査をみても、北陸では新幹線が開業してから、景気に敏感な業種に携わる人の景況感が全国よりいい傾向が出ている。新幹線効果は確実に広がってきた。北陸にとって千載一遇の好機である。政府と日銀は好循環の芽が大きく育つようにデフレ脱却と経済再生の施策を揺るぎなく進めてもらいたい。

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