行松宏展さん和菓子師匠として出演 NHK金沢


和菓子職人に挑戦する神戸和貴アナウンサー(NHK金沢)
10月30日 NHK金沢 かがのとイブニング


和菓子消費金額 日本一の石川県
神戸アナ、石川県小松市の行松旭松堂へ



石川菓業青年会の副会長、行松旭松堂七代目の行松宏展さんが
NHK金沢「かがのとイブニング」に和菓子師匠として出演しました。




まずは和菓子をいただく神戸アナ


うわぁ、おいしい!

いざ!和菓子職人に挑戦!

まずはここからです、と行松さん


白小豆の選別作業
一粒一粒、目で確認



厳しい和菓子職人の世界です。





お客様の笑顔を思い、心を込めて和菓子を作る行松さん





僕の修業時代を思い出す、と行松さん




神戸アナ、この上生菓子「秋の山」に挑戦です!





神戸アナ、悪戦苦闘!

最初の出来栄えは・・・ 秋の山ならず
しかし、何度もがんばった結果、「行松さ~ん、できました!」「どれどれ」

おっ! なかなか


「感じ悪いぐらいうまいな」行松さんからほめられご満悦!
神戸アナ作の和菓子を持参し、お茶のお席へ







とっても呼吸のいいお二人

長時間の特集コーナーでしたが
神戸アナも行松さんも終始笑顔で楽しいひとときとなりました

スタジオでも神戸アナ作の和菓子においしい!との声

「行松さんの教え方が上手なんですね!」「はい!

今週末は「いしかわスイーツ博」

和菓子作り体験
3日は金沢菓友会のみなさんが講師、
4日は石川菓業青年会が講師を務めます。
みなさんどうぞご参加ください!
いしかわスイーツ博 公式サイト
行松さんのプロフィール 参照(富士通・神奈川県での講演会)
行松旭松堂 (石川県 小松市 京町)


ハロウィンに まるごとパンプキンプリン! ビロン

丸ごとパンプキンプリン!


北海道ふらの育ちの甘えん坊ちゃんカボチャを丸ごとプリンに!
生クリームをたぁっぷりつけてどうぞ!


ビロン 清水正春社長

アイディアは
今年の小松基地航空祭で販売を手伝ってくれた輪島さんから



2012小松基地航空祭

ケーキ&パン&コーヒー ビロン 石川県小松市城南町


予告 NHK「かがのとイブニング」に行松宏展さん出演
10月30日(火) 午後6時10分
「かがのとイブニング」(NHK金沢)
石川県小松市の 行松旭松堂 行松宏展さんが登場します。




どうやら「和菓子職人に挑戦!」といった内容のよう

撮影中も軽快トーク連発で明るい笑い声が

さて、挑戦者の和菓子のできばえは?!みなさん、お楽しみに~
県内の情報をわかりやすく、まるごとお伝えする「かがのとイブニング」
身近な話題から、行政、経済、スポーツまで…皆さんが知りたい情報を詳しく掘り下げてお伝えします。

かがのとイブニング NHK金沢
情報誌ファーボ掲載 行松旭松堂



行松旭松堂 (石川県 小松市 京町)

「かがのとイブニング」(NHK金沢)
石川県小松市の 行松旭松堂 行松宏展さんが登場します。




どうやら「和菓子職人に挑戦!」といった内容のよう


撮影中も軽快トーク連発で明るい笑い声が


さて、挑戦者の和菓子のできばえは?!みなさん、お楽しみに~

県内の情報をわかりやすく、まるごとお伝えする「かがのとイブニング」
身近な話題から、行政、経済、スポーツまで…皆さんが知りたい情報を詳しく掘り下げてお伝えします。

かがのとイブニング NHK金沢
情報誌ファーボ掲載 行松旭松堂



行松旭松堂 (石川県 小松市 京町)


ゆべし屋の NEW YORK行商日記 中浦政克
ゆべし屋の NEW YORK行商日記

柚餅子総本家中浦屋 中浦政克


10月8日 機内にて
昨年に続き一年ぶりのNYCに向かう飛行機のなか。
ふと思いつきでこの日記を書き始めた。
最後まで続くかは不明だが、せっかくの機会なので、感じた事を書き綴っておくことにした。

ファイスブックの友達のコメントで「今度はニューヨーク?」という声が聞こえて来そうだが、今できる事は可能性を追求する事だと思っているので、現実とはほど遠いと思っていたアメリカでの行商に取り組むことにした。
不思議なことに遊興気分はまったくない。それが固く見られる理由かもしれない(笑)
前回のNYCは、不安な気持ちを抱いて渡米したが、結果として全てが良い思い出になった。現地の貿易会社の営業マンと連日レストランを訪問した。日本食レストランを中心に高級店で丸柚餅子を料理に使う、酒肴として提案することが目的だったが、そのなかでも学ばせていただく事は数多くあった。
柚餅子と聞くと、日本では地域によってお菓子や珍味、味も形もそれぞれにイメージされるので説明が難しいこともあるが、NYCではシェフが味見をして「柚子?」と聞かれ、その次の会話では「この味はアレに使えるな」と先入観なく利用方法を考えくれる。フランクな若い日本人のオーナーシェフや板長さんが多い事に驚かされる。
NYC「人種の坩堝(るつぼ)」や「サラダボール」と表現されるように多国籍多人種の集まる大都市だ。そのためか誰もが同じ目線で話を良く聞いてくれる。日本企業では、仕入れ先を見下ろすような悪習も残っている。ほとんどのお店で、取引先がパートナーであるとの姿勢が強く感じられた。
さらに、笑顔が多くホスピタリティが素晴らしい。
見方を変えれば、多種多様で文化が違う人々が集まっている街だからこそ「笑顔」が身方であるという証なのかもしれない。無用な誤解や諍いを避けるために自然と身に付いた生活の知恵なのだろうと思う。軽いストロークで人と接するスタイルが日本人の憧れる所なのかもしれない。
今日の機内は満席に近い。ハリウッド映画のビデオを見て英語に浸ったような気になっている。言語の壁に頭は痛いが、今回も多くの方々との出会いに期待が膨らんでいる。そろそろ朝食の時間だ。入国カードと税関申告書を記入する事にしよう。
10月8日 ホテルにて
ホテルのチェックインはスムーズに運んだ。
4時からチェクインがお昼には部屋に入れてくれたので助かった。昨年は、このホテルのロビーで4時間過ごしたが、その日はNYCに雪が降った日だった。10月に降る雪は南北戦争以来4度目とのことで、軽装で雪のタイムズスクエアを大きな荷物を抱えて移動してロビーで凍えていた懐かしい思い出が蘇る。
昨年はホテルの予約が入っていないというトラブルがあった。日本の旅行社は休日で連絡が取れない。しばらく待とうと結局4時間フロントとロビーを行ったり来たりだった。結局、ホテルの空室を押さえてもらい旅行社の予約は不履行、帰ってから後始末をする事にした。
ここで大きく感じたのが言葉の壁だった。
部屋で荷物をほどき、軽くランチをいただこうとホテルの向かいのパブでランチをオーダー。ポークチャップと書いて生姜焼き定食程度のイメージを持っていたが、供されたのは特大のスペアリブ、それにマッシュポテトの大盛りがボリュームに拍車をかける。
アメリカ人はでかいはずだと一人で納得した。
アメリカ人の多くは移民だから長い時間をかけて船で渡って来た。
人種差別のなかでアメリカにたどり着いた人も多いだろう。航海では海難事故はもちろん、食料も不足、病気の治療ができないなど、多くの人が航行中に亡くなったようだ。そんな厳しい航海に直面し最後まで生き残った方々がアメリカ人の先祖でもある。
そう考えると、生命力が強い遺伝子がアメリカには引き継がれているのだと思えてくる。
アメリカ人は、たくさん食べて生きる力を養なっているのだろう。
10月9日 街を動く
マンハッタンは歩く街と言われている。

碁盤の目のように縦横に通る道が整備された街では、少し距離があっても迷う事無く目的地にたどり着く事ができる。今朝はタイムズスクエアのマクドナルドで朝マックだ。朝食をいただくだけではなく、街の空気に触れるためホテルを出て現地の人と同じ生活を体験する。朝7時台のマックは次第に込み合って来た。ちなみにコーヒースモールとオーダーしたらカフェオレのラージサイズが出て来た。日本語英語は通じないことを思い知らされる。

朝食を済ませ貿易会社のショールームへ向かう。あいにく朝から小雨が降ったり止んだり。しかし、傘がなくともやり過ごせそうな霧のような雨。その晴れ間に移動する。15分もあれば移動できるが、地図上では数ブロックあるので遠く感じる。街を眺めながら歩くと15分がさらに短く感じる街だ。高く聳えるビルの谷間を歩く時は空を頼りにする。遮るものがなく延々と真っすぐな道の上には空が開けているから。この画はマンハッタンならではだ。

グランドセントラルにほど近いショールームへ着いたら、さっそく買い出しに出かける。試食用の丸柚餅子を調理し、チーズやオリーブオイル、塩こしょう等との相性を確認していただくためだ。ショールームスタッフと数名のお客様に商品説明をし、続々と集まってくる営業の方々と懇談を楽しむ。
これがNYCにおける販路開拓のヒントを得られる貴重な時間だ。
ショールームを後にしてメトロで移動する事に。アメリカの機械類は外れ(機能不全)が多い。メトロカードを購入しようと自動販売機にトライするが、今回もクレジットカードの読み取りができず、結局現金扱いの機械に乗り換えて10ドルのメトロカードを入手した。円高を考慮せずとも、アメリカのメトロ、バス、タクシーは日本より割安だ。そのぶん施設の整備は最低限で使える様式が多いのかもしれない。
ダウンタウンに向かうメトロに乗り込み、ユニオンスクエアで乗り換えブルックリンに向かう。プラットホームでは、ミュージシャンが演奏をし、パフォーマーが踊る。車内でもDVDで音楽を流し、カラオケのようにクラッシックを歌っている初老の男性。若者から老人まで様々なパフォーマンスをしてチップを稼ぐ。これで生計をたてている人は多いのではないかと思うと、チップ社会のもうひとつの横顔を見た気がした。

ブルックリンのベットフォードに着き街を歩く。此処は人気エリアで学生が多く、工場跡地の物件を改装して住居とする新芸術志向の若者が集まっているエリアだ。マンハッタンとは打って変わって、低層の家並みと商店街が続く。アメリカらしい西部劇を思わせる街の雰囲気に落ち着きを感じる。ストリート、アベニュー、しっかりと道を確認しながらお洒落なBARやレストランのウィンドウを見て味を想像しながら夕暮れ時を迎えた。
日が暮れても街灯はなく、お店の灯りが通りに漏れているだけのストリート。
多くの人が行き交う街はそれほど綺麗に整備されているとは言えない。むしろ映画に出て来そうな壁の落書きが彼方此方で見られる。道路も凸凹で走りづらい道に映る。それでも、どこからか多くの人が湧いてきて賑わっている。
街を便利にすれば、整備をすれば人が集まるというものではない。
ハードよりソフト、必然性が優先、まちづくりの参考にしたい光景だ。

今日一日で感じた事は「足るを知る」。
必要性に応じて個人と経済と公共のバランスを保っているアメリカの側面に触れた気がする。政治、経済を語れば様々な側面はあるのだろう。日本と比べれば雑に感じるとことが多い国柄だと思っていたが、日本に勝る公共意識やストックがあることを思い知らされた。もちろん問題点を挙げればきりがないが、日本では感じる事のできない、学ぶべき長所が見えてきた日だった。
10月10日 ホスピタリティ

朝4時に起きてメールをチェック。
どこにいても繋がっている現代社会のインフラは心底便利だと思う。今朝も霧雨のなかを外出し、デリの看板のある店でクリームスープとビスケットの朝食を軽くいただいた。店内では自分でお惣菜をパック詰めにする。野菜にトッピングをオーダーし自分好みのサラダを作ってもらう。コーヒー、スープをセルフで注ぐ。そんなスタイルで次々とお客が流れていく。朝食も非日常であり、楽しい一日が始まった。
書類を整理し展示場へ向かう。ビルの谷間に割り込む空を目指して歩く。今日はタクシーとメトロで数件の営業を行う。有名店のシェフも時間を取っていただいており、嬉しい出迎えが続く。NYCで成功しているシェフやお店は世界に名を馳せる。
NYCは流行の発信地と言われる反面、人間力を評価する街でもあると感じる。評価の高い店ほどオーナーやシェフのホスピタリティは素晴らしい。多種多様な人種が集まる街では、笑顔のホスピタリティで迎え入れる器量が育まれるのだろうと思う。

夜はNYCの友人夫妻と食事を楽しむ。NYCチェルシーの洒落たお店に案内してくれた。
店内は、映画のスクリーンから飛び出してきたような綺麗な女性で満席だ。観光客の多いタイムズスクエアとは雰囲気が違う。本物のアメリカに飛び込んだ気分で美味しいワインをいただいた。さらにメインディッシュはお決まりのボリュームで酔いよりも満腹感を抱えてベッドに帰った。
10月11日 ショールームにて
今日は良く眠れた。
5時過ぎに起きるのは久しぶりの気分だ。時差ぼけは無いと言いながら、あまり深い眠りについていない事がわかった。今朝もまちに出て朝食をいただく。ブローウェイの掃除をしている黒人に「おはようございます」と声をかけキョトンとされた。デリでは、タマネギ、ベーコン、マッシュルーム入りのオムレツをオーダーし、コーヒとともにいただき、ゆっくりとした朝の時間を過ごす。
荷物を整理し、枕元にチップを置き展示場へ向かう。時間に余裕があるのでウィンドウショッピングをしながらゆっくりと歩く。グランドセントラル裏に差し掛かると綺麗な靴磨きの店が目に留まる。さっそく店内に入ると椅子に案内され、5分程度でピカピカに仕上げてくれる。日本でも利用することはあるが、これだけピカピカにしてもらったのは始めただ。3ドルという料金の割安感がさらに嬉しくさせる。2ドルのチップを奮発して店をあとにした。

時間通りショールームに入り、事務所で打ち合わせを行う。会場のショールームは日本の食に関するものは何でも提供する。この2週間は石川県産品のPRをしているため、石川県ゆかりの方も数多く訪れる。渋滞のため同行者が遅れるとの事でショールームの店頭に立つ。
品の良いアメリカ人のご夫妻に柚餅子とオリーブオイルの相性をお試しいただくと、ベリーグッと嬉しい言葉とゼスチャーで褒めていただき大人買いをしていただいた。心より感謝。
旧知の方も訪ねてくれた。ブルックリンのレストランで勤めている金沢出身のシェフ。

一年ぶりの再会に互いにエールを送り、思い出話に花が咲く。
NYC広しと言えども料理人のネットワークは繋がっている。有名店のお話を聞かせていただき、紹介もしてくれることに。貿易会社の情報に加えて、営業活動に厚みと広がりができてきた。
午後になりニュージャージ州に向かう。
晴天のなか清々しいドライブだ。マンハッタンから一番近い臨海地域は再開発が進み綺麗なオフィスビルとアパートが立ち並ぶ。3・11の事件発生時、世界貿易センタービル近くの法人の移転先として急速な開発を行った地域だ。さらに、しばらく走るとジャージシティ、その先には別荘地のような広い敷地の戸建てが続く住宅街。自動車専用道路を順調に走行し、マンハッタンとは風情を異にする広々としたニュージャージを走り抜けた。

帰り道には渋滞も体験し、マンハッタンに帰ると19時を過ぎていた。

さっそく予約してあったお店に向かいショールームスタッフと情報交換。
シェフの計らいで美味しく満腹の時間をいただいた。ベットに帰るといつの間にか眠りについていた。
10月12日 感謝
今朝も4時に目覚めメールチェックから一日が始まる。
昨日の記憶を呼び起こし、日記を認める。今日の朝食は遅めにスープだけをいただく。ショールムへ向かう道路に朝陽が射して眩しい。ちょうど良い気候のなか、いつもとルートを変えて展示場までの街歩きを楽しむ。午前中はスタッフの皆さんと打ち合わせ、情報交換をして過ごす。

午後は、マンハッタン&クイーンズを動き回る。
行く先々で商品の説明をさせていただくが、時間をとって話を聞いていただけるお店の方々に頭が下がる。移動の車からは様々な景色を目に焼き付ける。車での移動、仕事だが観光以上に地域を知る事ができる。
嬉しい事もたくさんある。
訪れた店のオーナーの殆どが、遠い日本から訪ねて来た事に敬意をはらってくれる。せっかくのご縁だから、という話をしていただくと心からありがたく嬉しい気持ちになる。即効性は低いが、海外で日本の文化を知っていただく、商品を売り込む礎を築いているようで充実感でいっぱいだ。

19時に展示場へ帰り、月曜日の打ち合わせをしてホテルへ。
庶民的なステーキ屋さんで食事をとり、ワイン一杯で眠りについた。
10月13日 トッパー職人
今日は出張中の休日。
相変わらず4時に起きて昨日の後始末をする。
外の気温はずいぶん下がっているが、セーター姿で街に出かける。

スクランブルエッグとトーストの朝食をいただき、セントラルパークでジョギングする人々を横目に散歩を楽しむ。
5番街では、午前9時から賑わうアップルストアを見学。
寒いのでユニクロでマフラーを調達し、さらにチャペルで静かな時間を過ごす。気温と裏腹に雲ひとつない晴天、ロックフェラーセンターでマンハッタンを一望する。エンパイアステートビルにキングコングはいない。映画のロケで使われるロケーションが目前に広がる。


午後からは、友人のオフィスを訪ねる。いつもはグランドセントラルでコーヒーをいただくが、今日は休日なのでワインにする。

メトロで二駅の28ストリートで降りて、しばらく歩きビルの5階にのぼる。
友人のオフィスはマンハッタンの好立地にあった。
小さな部屋だがマンハッタンに自分のオフィスを持つ友人の気概に触れて嬉しくなった。
しばらく歓談し、友人の仕事を体験させていただく。
トッパーと言われるケーキの飾りを創作する仕事であり、ものづくりだ。


和と洋の違いはあれ、同じ菓子をつくる仕事として大変興味深かった。
仕事を続ける友人のオフィスを後にし、夜の食事は居酒屋で。さらに、ホテルの向かいのアイリッシュパブでひとり2次会を。2杯目のウイスキーで船を漕ぎ出し、あえなくホテルに帰りベッドに入る。
10月14日 暮らしに触れる

今朝はゆっくりしてお昼前にグランドセントラルステーションに向かう。
日曜日なので観光地を避け、駅の周辺で昼食をいただくことにした。
たくさんの人行き交うグランドセントラル駅の地下には各国の味が楽しめるフードコートがある。建物の素晴らしさに比べ決して綺麗とは言えない飲食スペースだが、簡単にお腹を満たすには適している。
少しずつ日本食が恋しくなってきた。
そんな気分でフードコートを見廻し、カレーライスをオーダーする事にした。

チキンカレーにタイ米、サラダが付いて9ドル余りだ。ここで食べますと伝えたら発泡スチロールのトレーが渡され、それにアルミの器にカレーが盛られている。味もまずまずでサラダがアクセントになり美味しくいただいた。
カレーを食べ終わりトレーを片付けようと辺りを見渡す。
返却する場所が無いと思っていると、近くでカレーを食べていた女性の警備員がトレーをダストボックスに押し込んだ。トレーまで捨てるとは驚いたが、これまでの体験から納得した事でもある。
NYCではゴミの分別は無い。全てのゴミを一緒にダストボックスに捨てる。日本人からは想像がつかないが、とにかく何でも捨てる。DELIなどの店では、容器に入ったサラダをたくさんのナプキンとともに紙袋に入れて使い捨てのフォークとスプーンを放り込む。品物によっては、さらに使い捨ての道具が追加される。最初にNYCに来た時は、使って捨てることが当たり前のような場面が気になり違和感をもった。やはり今も違和感は消えないのだが。

さらにNYCではホームレスが多い。24時間動いている地下鉄をねぐらにしたり、駅のダストボックスをあさる姿がよく見られる。街角では「私はホームレスです」と看板を掲げ、自らの募金箱を堂々と抱えて立っている。大きな街には陰の部分もしっかりと宿っており、スタイリッシュな印象と裏腹にゴミと汚れに対しては大らかすぎると感じる。
駅で昼食をいただき、友人の事務所に向かう。
地下鉄のラインを確認したが、特急に乗り間違えて行ったり来たり。慣れたと思った頃に落とし穴があった。それでも目的地にたどり着き、時間待ちで日記を書く。エンパイアステートビルを頭上に望み、眼下にはマディソンアベニュー、グランドセントラルに近いマンハッタンの真ん中にある。
午後からは、友人が請け負った誕生日パーティの菓子教室に向かう。

アシスタントとして参加させていただき、アメリカの暮らしに触れる良い機会をいただいた。会場のマンションでは、18人の子どもたちが菓子づくりにチャレンジする。テーブル、倚子などの準備をしてホストのご家族にご挨拶をした。アメリカの誕生会は盛大に行われる。
家族の一大イベントだ。様々なイベントで誕生会を盛り上げる。その一環として菓子教室が開催された。


子どもたちの真剣な眼差しは光り輝き大成功だった。
アメリカの暮らしにも触れ、良い週末となった。仕上げにウイスキーをいただき本日の業務終了。たくさんの学びをいただいた。明日はいよいよ帰国の途に着く。
10月15日 帰国
帰りのフライトの日、朝4時に目覚める。
パッキングを済ませ、余裕をもってシャワーを浴びる。チェックアウトを済ませ、晴天のマンハッタンを「ゴロゴロ」とトランクを引っ張ってショールームへ。
今日は週初めで貿易会社のミーティングがある。ニューヨーク法人の代表も参加されるとのことでご挨拶と打合せを行う。フライトまでの最後の時間を有意義に過ごし、丁寧な見送りをいただきタクシーでJFKへ向かう。好天に恵まれ渋滞も気にならない。ターミナル7に到着し搭乗手続きを済ませ、靴を脱ぎベルトをはずし手荷物検査、スープをいただき無事出国となる。
飛行機に乗ると席がグレードアップされている。

エコノミーだが国内便のプレミアムシートと同じだ。理由は知らないが、乗務員さんに間違いないことを確認してゆっくりと寛ぐ。ワインを飲んで食事をいただき仮眠をとり目覚めて日記を認める。
ビデオを見て朝食をいただくと成田に到着。
今回のツアーは体調を崩すこともなく順調だった。
これから訪れる時差ぼけを覚悟して、国内移動に臨むことにしよう。
柚餅子総本家 中浦屋 (石川県輪島市河井町)


柚餅子総本家中浦屋 中浦政克


10月8日 機内にて
昨年に続き一年ぶりのNYCに向かう飛行機のなか。
ふと思いつきでこの日記を書き始めた。
最後まで続くかは不明だが、せっかくの機会なので、感じた事を書き綴っておくことにした。

ファイスブックの友達のコメントで「今度はニューヨーク?」という声が聞こえて来そうだが、今できる事は可能性を追求する事だと思っているので、現実とはほど遠いと思っていたアメリカでの行商に取り組むことにした。
不思議なことに遊興気分はまったくない。それが固く見られる理由かもしれない(笑)
前回のNYCは、不安な気持ちを抱いて渡米したが、結果として全てが良い思い出になった。現地の貿易会社の営業マンと連日レストランを訪問した。日本食レストランを中心に高級店で丸柚餅子を料理に使う、酒肴として提案することが目的だったが、そのなかでも学ばせていただく事は数多くあった。
柚餅子と聞くと、日本では地域によってお菓子や珍味、味も形もそれぞれにイメージされるので説明が難しいこともあるが、NYCではシェフが味見をして「柚子?」と聞かれ、その次の会話では「この味はアレに使えるな」と先入観なく利用方法を考えくれる。フランクな若い日本人のオーナーシェフや板長さんが多い事に驚かされる。
NYC「人種の坩堝(るつぼ)」や「サラダボール」と表現されるように多国籍多人種の集まる大都市だ。そのためか誰もが同じ目線で話を良く聞いてくれる。日本企業では、仕入れ先を見下ろすような悪習も残っている。ほとんどのお店で、取引先がパートナーであるとの姿勢が強く感じられた。
さらに、笑顔が多くホスピタリティが素晴らしい。
見方を変えれば、多種多様で文化が違う人々が集まっている街だからこそ「笑顔」が身方であるという証なのかもしれない。無用な誤解や諍いを避けるために自然と身に付いた生活の知恵なのだろうと思う。軽いストロークで人と接するスタイルが日本人の憧れる所なのかもしれない。
今日の機内は満席に近い。ハリウッド映画のビデオを見て英語に浸ったような気になっている。言語の壁に頭は痛いが、今回も多くの方々との出会いに期待が膨らんでいる。そろそろ朝食の時間だ。入国カードと税関申告書を記入する事にしよう。
10月8日 ホテルにて
ホテルのチェックインはスムーズに運んだ。
4時からチェクインがお昼には部屋に入れてくれたので助かった。昨年は、このホテルのロビーで4時間過ごしたが、その日はNYCに雪が降った日だった。10月に降る雪は南北戦争以来4度目とのことで、軽装で雪のタイムズスクエアを大きな荷物を抱えて移動してロビーで凍えていた懐かしい思い出が蘇る。
昨年はホテルの予約が入っていないというトラブルがあった。日本の旅行社は休日で連絡が取れない。しばらく待とうと結局4時間フロントとロビーを行ったり来たりだった。結局、ホテルの空室を押さえてもらい旅行社の予約は不履行、帰ってから後始末をする事にした。
ここで大きく感じたのが言葉の壁だった。
部屋で荷物をほどき、軽くランチをいただこうとホテルの向かいのパブでランチをオーダー。ポークチャップと書いて生姜焼き定食程度のイメージを持っていたが、供されたのは特大のスペアリブ、それにマッシュポテトの大盛りがボリュームに拍車をかける。
アメリカ人はでかいはずだと一人で納得した。
アメリカ人の多くは移民だから長い時間をかけて船で渡って来た。
人種差別のなかでアメリカにたどり着いた人も多いだろう。航海では海難事故はもちろん、食料も不足、病気の治療ができないなど、多くの人が航行中に亡くなったようだ。そんな厳しい航海に直面し最後まで生き残った方々がアメリカ人の先祖でもある。
そう考えると、生命力が強い遺伝子がアメリカには引き継がれているのだと思えてくる。
アメリカ人は、たくさん食べて生きる力を養なっているのだろう。
10月9日 街を動く
マンハッタンは歩く街と言われている。

碁盤の目のように縦横に通る道が整備された街では、少し距離があっても迷う事無く目的地にたどり着く事ができる。今朝はタイムズスクエアのマクドナルドで朝マックだ。朝食をいただくだけではなく、街の空気に触れるためホテルを出て現地の人と同じ生活を体験する。朝7時台のマックは次第に込み合って来た。ちなみにコーヒースモールとオーダーしたらカフェオレのラージサイズが出て来た。日本語英語は通じないことを思い知らされる。

朝食を済ませ貿易会社のショールームへ向かう。あいにく朝から小雨が降ったり止んだり。しかし、傘がなくともやり過ごせそうな霧のような雨。その晴れ間に移動する。15分もあれば移動できるが、地図上では数ブロックあるので遠く感じる。街を眺めながら歩くと15分がさらに短く感じる街だ。高く聳えるビルの谷間を歩く時は空を頼りにする。遮るものがなく延々と真っすぐな道の上には空が開けているから。この画はマンハッタンならではだ。

グランドセントラルにほど近いショールームへ着いたら、さっそく買い出しに出かける。試食用の丸柚餅子を調理し、チーズやオリーブオイル、塩こしょう等との相性を確認していただくためだ。ショールームスタッフと数名のお客様に商品説明をし、続々と集まってくる営業の方々と懇談を楽しむ。
これがNYCにおける販路開拓のヒントを得られる貴重な時間だ。
ショールームを後にしてメトロで移動する事に。アメリカの機械類は外れ(機能不全)が多い。メトロカードを購入しようと自動販売機にトライするが、今回もクレジットカードの読み取りができず、結局現金扱いの機械に乗り換えて10ドルのメトロカードを入手した。円高を考慮せずとも、アメリカのメトロ、バス、タクシーは日本より割安だ。そのぶん施設の整備は最低限で使える様式が多いのかもしれない。
ダウンタウンに向かうメトロに乗り込み、ユニオンスクエアで乗り換えブルックリンに向かう。プラットホームでは、ミュージシャンが演奏をし、パフォーマーが踊る。車内でもDVDで音楽を流し、カラオケのようにクラッシックを歌っている初老の男性。若者から老人まで様々なパフォーマンスをしてチップを稼ぐ。これで生計をたてている人は多いのではないかと思うと、チップ社会のもうひとつの横顔を見た気がした。

ブルックリンのベットフォードに着き街を歩く。此処は人気エリアで学生が多く、工場跡地の物件を改装して住居とする新芸術志向の若者が集まっているエリアだ。マンハッタンとは打って変わって、低層の家並みと商店街が続く。アメリカらしい西部劇を思わせる街の雰囲気に落ち着きを感じる。ストリート、アベニュー、しっかりと道を確認しながらお洒落なBARやレストランのウィンドウを見て味を想像しながら夕暮れ時を迎えた。
日が暮れても街灯はなく、お店の灯りが通りに漏れているだけのストリート。
多くの人が行き交う街はそれほど綺麗に整備されているとは言えない。むしろ映画に出て来そうな壁の落書きが彼方此方で見られる。道路も凸凹で走りづらい道に映る。それでも、どこからか多くの人が湧いてきて賑わっている。
街を便利にすれば、整備をすれば人が集まるというものではない。
ハードよりソフト、必然性が優先、まちづくりの参考にしたい光景だ。

今日一日で感じた事は「足るを知る」。
必要性に応じて個人と経済と公共のバランスを保っているアメリカの側面に触れた気がする。政治、経済を語れば様々な側面はあるのだろう。日本と比べれば雑に感じるとことが多い国柄だと思っていたが、日本に勝る公共意識やストックがあることを思い知らされた。もちろん問題点を挙げればきりがないが、日本では感じる事のできない、学ぶべき長所が見えてきた日だった。
10月10日 ホスピタリティ

朝4時に起きてメールをチェック。
どこにいても繋がっている現代社会のインフラは心底便利だと思う。今朝も霧雨のなかを外出し、デリの看板のある店でクリームスープとビスケットの朝食を軽くいただいた。店内では自分でお惣菜をパック詰めにする。野菜にトッピングをオーダーし自分好みのサラダを作ってもらう。コーヒー、スープをセルフで注ぐ。そんなスタイルで次々とお客が流れていく。朝食も非日常であり、楽しい一日が始まった。
書類を整理し展示場へ向かう。ビルの谷間に割り込む空を目指して歩く。今日はタクシーとメトロで数件の営業を行う。有名店のシェフも時間を取っていただいており、嬉しい出迎えが続く。NYCで成功しているシェフやお店は世界に名を馳せる。
NYCは流行の発信地と言われる反面、人間力を評価する街でもあると感じる。評価の高い店ほどオーナーやシェフのホスピタリティは素晴らしい。多種多様な人種が集まる街では、笑顔のホスピタリティで迎え入れる器量が育まれるのだろうと思う。

夜はNYCの友人夫妻と食事を楽しむ。NYCチェルシーの洒落たお店に案内してくれた。
店内は、映画のスクリーンから飛び出してきたような綺麗な女性で満席だ。観光客の多いタイムズスクエアとは雰囲気が違う。本物のアメリカに飛び込んだ気分で美味しいワインをいただいた。さらにメインディッシュはお決まりのボリュームで酔いよりも満腹感を抱えてベッドに帰った。
10月11日 ショールームにて
今日は良く眠れた。
5時過ぎに起きるのは久しぶりの気分だ。時差ぼけは無いと言いながら、あまり深い眠りについていない事がわかった。今朝もまちに出て朝食をいただく。ブローウェイの掃除をしている黒人に「おはようございます」と声をかけキョトンとされた。デリでは、タマネギ、ベーコン、マッシュルーム入りのオムレツをオーダーし、コーヒとともにいただき、ゆっくりとした朝の時間を過ごす。
荷物を整理し、枕元にチップを置き展示場へ向かう。時間に余裕があるのでウィンドウショッピングをしながらゆっくりと歩く。グランドセントラル裏に差し掛かると綺麗な靴磨きの店が目に留まる。さっそく店内に入ると椅子に案内され、5分程度でピカピカに仕上げてくれる。日本でも利用することはあるが、これだけピカピカにしてもらったのは始めただ。3ドルという料金の割安感がさらに嬉しくさせる。2ドルのチップを奮発して店をあとにした。

時間通りショールームに入り、事務所で打ち合わせを行う。会場のショールームは日本の食に関するものは何でも提供する。この2週間は石川県産品のPRをしているため、石川県ゆかりの方も数多く訪れる。渋滞のため同行者が遅れるとの事でショールームの店頭に立つ。
品の良いアメリカ人のご夫妻に柚餅子とオリーブオイルの相性をお試しいただくと、ベリーグッと嬉しい言葉とゼスチャーで褒めていただき大人買いをしていただいた。心より感謝。
旧知の方も訪ねてくれた。ブルックリンのレストランで勤めている金沢出身のシェフ。

一年ぶりの再会に互いにエールを送り、思い出話に花が咲く。
NYC広しと言えども料理人のネットワークは繋がっている。有名店のお話を聞かせていただき、紹介もしてくれることに。貿易会社の情報に加えて、営業活動に厚みと広がりができてきた。
午後になりニュージャージ州に向かう。
晴天のなか清々しいドライブだ。マンハッタンから一番近い臨海地域は再開発が進み綺麗なオフィスビルとアパートが立ち並ぶ。3・11の事件発生時、世界貿易センタービル近くの法人の移転先として急速な開発を行った地域だ。さらに、しばらく走るとジャージシティ、その先には別荘地のような広い敷地の戸建てが続く住宅街。自動車専用道路を順調に走行し、マンハッタンとは風情を異にする広々としたニュージャージを走り抜けた。

帰り道には渋滞も体験し、マンハッタンに帰ると19時を過ぎていた。

さっそく予約してあったお店に向かいショールームスタッフと情報交換。
シェフの計らいで美味しく満腹の時間をいただいた。ベットに帰るといつの間にか眠りについていた。
10月12日 感謝
今朝も4時に目覚めメールチェックから一日が始まる。
昨日の記憶を呼び起こし、日記を認める。今日の朝食は遅めにスープだけをいただく。ショールムへ向かう道路に朝陽が射して眩しい。ちょうど良い気候のなか、いつもとルートを変えて展示場までの街歩きを楽しむ。午前中はスタッフの皆さんと打ち合わせ、情報交換をして過ごす。

午後は、マンハッタン&クイーンズを動き回る。
行く先々で商品の説明をさせていただくが、時間をとって話を聞いていただけるお店の方々に頭が下がる。移動の車からは様々な景色を目に焼き付ける。車での移動、仕事だが観光以上に地域を知る事ができる。
嬉しい事もたくさんある。
訪れた店のオーナーの殆どが、遠い日本から訪ねて来た事に敬意をはらってくれる。せっかくのご縁だから、という話をしていただくと心からありがたく嬉しい気持ちになる。即効性は低いが、海外で日本の文化を知っていただく、商品を売り込む礎を築いているようで充実感でいっぱいだ。

19時に展示場へ帰り、月曜日の打ち合わせをしてホテルへ。
庶民的なステーキ屋さんで食事をとり、ワイン一杯で眠りについた。
10月13日 トッパー職人
今日は出張中の休日。
相変わらず4時に起きて昨日の後始末をする。
外の気温はずいぶん下がっているが、セーター姿で街に出かける。

スクランブルエッグとトーストの朝食をいただき、セントラルパークでジョギングする人々を横目に散歩を楽しむ。
5番街では、午前9時から賑わうアップルストアを見学。
寒いのでユニクロでマフラーを調達し、さらにチャペルで静かな時間を過ごす。気温と裏腹に雲ひとつない晴天、ロックフェラーセンターでマンハッタンを一望する。エンパイアステートビルにキングコングはいない。映画のロケで使われるロケーションが目前に広がる。


午後からは、友人のオフィスを訪ねる。いつもはグランドセントラルでコーヒーをいただくが、今日は休日なのでワインにする。

メトロで二駅の28ストリートで降りて、しばらく歩きビルの5階にのぼる。
友人のオフィスはマンハッタンの好立地にあった。
小さな部屋だがマンハッタンに自分のオフィスを持つ友人の気概に触れて嬉しくなった。
しばらく歓談し、友人の仕事を体験させていただく。
トッパーと言われるケーキの飾りを創作する仕事であり、ものづくりだ。


和と洋の違いはあれ、同じ菓子をつくる仕事として大変興味深かった。
仕事を続ける友人のオフィスを後にし、夜の食事は居酒屋で。さらに、ホテルの向かいのアイリッシュパブでひとり2次会を。2杯目のウイスキーで船を漕ぎ出し、あえなくホテルに帰りベッドに入る。
10月14日 暮らしに触れる

今朝はゆっくりしてお昼前にグランドセントラルステーションに向かう。
日曜日なので観光地を避け、駅の周辺で昼食をいただくことにした。
たくさんの人行き交うグランドセントラル駅の地下には各国の味が楽しめるフードコートがある。建物の素晴らしさに比べ決して綺麗とは言えない飲食スペースだが、簡単にお腹を満たすには適している。
少しずつ日本食が恋しくなってきた。
そんな気分でフードコートを見廻し、カレーライスをオーダーする事にした。

チキンカレーにタイ米、サラダが付いて9ドル余りだ。ここで食べますと伝えたら発泡スチロールのトレーが渡され、それにアルミの器にカレーが盛られている。味もまずまずでサラダがアクセントになり美味しくいただいた。
カレーを食べ終わりトレーを片付けようと辺りを見渡す。
返却する場所が無いと思っていると、近くでカレーを食べていた女性の警備員がトレーをダストボックスに押し込んだ。トレーまで捨てるとは驚いたが、これまでの体験から納得した事でもある。
NYCではゴミの分別は無い。全てのゴミを一緒にダストボックスに捨てる。日本人からは想像がつかないが、とにかく何でも捨てる。DELIなどの店では、容器に入ったサラダをたくさんのナプキンとともに紙袋に入れて使い捨てのフォークとスプーンを放り込む。品物によっては、さらに使い捨ての道具が追加される。最初にNYCに来た時は、使って捨てることが当たり前のような場面が気になり違和感をもった。やはり今も違和感は消えないのだが。

さらにNYCではホームレスが多い。24時間動いている地下鉄をねぐらにしたり、駅のダストボックスをあさる姿がよく見られる。街角では「私はホームレスです」と看板を掲げ、自らの募金箱を堂々と抱えて立っている。大きな街には陰の部分もしっかりと宿っており、スタイリッシュな印象と裏腹にゴミと汚れに対しては大らかすぎると感じる。
駅で昼食をいただき、友人の事務所に向かう。
地下鉄のラインを確認したが、特急に乗り間違えて行ったり来たり。慣れたと思った頃に落とし穴があった。それでも目的地にたどり着き、時間待ちで日記を書く。エンパイアステートビルを頭上に望み、眼下にはマディソンアベニュー、グランドセントラルに近いマンハッタンの真ん中にある。
午後からは、友人が請け負った誕生日パーティの菓子教室に向かう。

アシスタントとして参加させていただき、アメリカの暮らしに触れる良い機会をいただいた。会場のマンションでは、18人の子どもたちが菓子づくりにチャレンジする。テーブル、倚子などの準備をしてホストのご家族にご挨拶をした。アメリカの誕生会は盛大に行われる。
家族の一大イベントだ。様々なイベントで誕生会を盛り上げる。その一環として菓子教室が開催された。


子どもたちの真剣な眼差しは光り輝き大成功だった。
アメリカの暮らしにも触れ、良い週末となった。仕上げにウイスキーをいただき本日の業務終了。たくさんの学びをいただいた。明日はいよいよ帰国の途に着く。
10月15日 帰国
帰りのフライトの日、朝4時に目覚める。
パッキングを済ませ、余裕をもってシャワーを浴びる。チェックアウトを済ませ、晴天のマンハッタンを「ゴロゴロ」とトランクを引っ張ってショールームへ。
今日は週初めで貿易会社のミーティングがある。ニューヨーク法人の代表も参加されるとのことでご挨拶と打合せを行う。フライトまでの最後の時間を有意義に過ごし、丁寧な見送りをいただきタクシーでJFKへ向かう。好天に恵まれ渋滞も気にならない。ターミナル7に到着し搭乗手続きを済ませ、靴を脱ぎベルトをはずし手荷物検査、スープをいただき無事出国となる。
飛行機に乗ると席がグレードアップされている。

エコノミーだが国内便のプレミアムシートと同じだ。理由は知らないが、乗務員さんに間違いないことを確認してゆっくりと寛ぐ。ワインを飲んで食事をいただき仮眠をとり目覚めて日記を認める。
ビデオを見て朝食をいただくと成田に到着。
今回のツアーは体調を崩すこともなく順調だった。
これから訪れる時差ぼけを覚悟して、国内移動に臨むことにしよう。
柚餅子総本家 中浦屋 (石川県輪島市河井町)


「月よみ山路」の松葉屋を訪ねて 情報マガジンFavo

月よみ山路の松葉屋を訪ねて…という特集が組まれました。
月よみ山路の歴史や面白い月よみ山路の食べ方など、盛り沢山です!
情報マガジンFavo(ファーボ)11月号





東北のPRも忘れない 松葉屋 那谷忠之常務(石川菓業青年会 会長)
那谷常務、教えて!コーナー

人と人とのつながりを大切にする那谷さんならでは。
多くの方が「どこでも山路」を実施中



華友禅 菊屋の風呂敷とコラボも


松葉屋 (石川県 小松市 大文字町)


和と洋を考察する スーパースイーツ製菓専門学校

スーパースイーツ製菓専門学校 (石川県金沢市南町)

毎週、和菓子の授業があります。


講師はご存知 石川菓業青年会 髙田敦司さん
(菓子工房日本堂・石川県能美市)


洋菓子だけではなく
和の観点も大切にする生徒たち!
応援しています!
スーパースイーツ製菓専門学校 石川県金沢市南町
菓子工房 日本堂 石川県能美市寺井町


週替りで「まちかどスイーツ」 めいてつ・エムザ
「まちかどスイーツ」
街角にある 和洋菓子店の自慢の味を 週替りでお届け


まちかどスイーツ (めいてつ・エムザ) 石川県金沢市
10月24(水)~10月30日(火)
金沢 武蔵が辻 めいてつ・エムザでお待ちしております!

街角にある 和洋菓子店の自慢の味を 週替りでお届け



まちかどスイーツ (めいてつ・エムザ) 石川県金沢市
10月24(水)~10月30日(火)
金沢 武蔵が辻 めいてつ・エムザでお待ちしております!


七人の和菓子講師、家族和菓子教室を盛り上げる
「家族で和菓子作り体験」にて講師を務める 中村辰男さん

熟練の技に見入り、歓声を上げる親子のみなさん


午前から夕方まで17回、合計513名のみなさんが和菓子作りに挑戦。
菓子処いしかわ 実力の講師陣
石川県菓子工業組合の中村辰男さんを中心としたメンバー7名が
息の合ったチームプレーで大人数に対応しました。

(前列左から)なかむら生菓子店の中村辰男さん、なをや菓子舗の団寧彦さん、和菓子処藤井の藤井智英さん、
(後列左から)なかざき生菓子店の中崎功雄さん、粟森梅月堂の粟森剛さん、灘乃華本舗あさ井の浅井泰彦さん、御菓子処美福の村上義明さん
10月20日 子育て支援メッセいしかわ2012「地域も企業もみんなで子育て」

石川県産業展示館3号館(石川県金沢市)

虐待防止キャンペーンキャラやご当地キャラにちなんだ和菓子作り
連携プレーで準備作業もスムーズ







大人数にも見事な対応をみせました。
受付で和菓子作りをPRする県スタッフのみなさん


続々と親子での参加者がたくさん集まってきました。


和菓子手作り体験、すごい人気です
「リボンちゃんの和菓子、作りたーい!」子どもたちにも人気です。

虐待防止オレンジリボン・キャンペーン


石川県 健康福祉部 少子化対策監室 子育て支援担当

オレンジリボンのリボンくんリボンちゃんイメージの和菓子

プラネタリウム百万星のきらりん、神鈴(しんれい)の和菓子
参加者は親子で協力して和菓子作りに挑戦しました。






家族一緒に楽しい和菓子作りでおもわず笑顔がこぼれます
講師 中村辰男さん








中村さんはこんなサービスも
「ハイポーズ」
講師 藤井智英さん




講師 団寧彦さん




講師 浅井泰彦さん




講師 村上義明さん




講師 粟森剛さん




講師 中崎功雄さん







午前から夕方まで休憩なしで17回連続、おつかれさまでした
おかげで大変多くのみなさんが和菓子作りを体験することができました。
当日は洋菓子教室も開催されました。


すべてのプログラム終了後、あとかたづけにかかろうとした時・・・
何やら?テーブルセッティングをしだす浅井さん。

浅井さんに「なんねんて?」と中村さん
実は、浅井さんが中心になって企画したサプライズ!

なんと!! 超豪華バースデーケーキが登場!
「今月誕生日の 中村さんと村上さんを全員でお祝いしよう!」

これには中村さん村上さんもビックリ


「みんなありがとー!!」火を吹きけす誕生月のお二人

粟森さん、慎重にカット
この日がんばったスタッフ全員でお祝いしました





これからも結束して和菓子の持つ力を伝えていくことを誓い合うみなさんでした。

「作りかた、これで い~い?」
「そうそう、その調子。お嬢ちゃん上手やぞ」

子どもたちに明るい豊かな未来を。
「今、私たちは何ができるか」 を考え、行動にうつしてまいります。


熟練の技に見入り、歓声を上げる親子のみなさん


午前から夕方まで17回、合計513名のみなさんが和菓子作りに挑戦。
菓子処いしかわ 実力の講師陣
石川県菓子工業組合の中村辰男さんを中心としたメンバー7名が
息の合ったチームプレーで大人数に対応しました。

(前列左から)なかむら生菓子店の中村辰男さん、なをや菓子舗の団寧彦さん、和菓子処藤井の藤井智英さん、
(後列左から)なかざき生菓子店の中崎功雄さん、粟森梅月堂の粟森剛さん、灘乃華本舗あさ井の浅井泰彦さん、御菓子処美福の村上義明さん
10月20日 子育て支援メッセいしかわ2012「地域も企業もみんなで子育て」

石川県産業展示館3号館(石川県金沢市)

虐待防止キャンペーンキャラやご当地キャラにちなんだ和菓子作り
連携プレーで準備作業もスムーズ







大人数にも見事な対応をみせました。
受付で和菓子作りをPRする県スタッフのみなさん


続々と親子での参加者がたくさん集まってきました。


和菓子手作り体験、すごい人気です

「リボンちゃんの和菓子、作りたーい!」子どもたちにも人気です。

虐待防止オレンジリボン・キャンペーン


石川県 健康福祉部 少子化対策監室 子育て支援担当

オレンジリボンのリボンくんリボンちゃんイメージの和菓子

プラネタリウム百万星のきらりん、神鈴(しんれい)の和菓子
参加者は親子で協力して和菓子作りに挑戦しました。






家族一緒に楽しい和菓子作りでおもわず笑顔がこぼれます

講師 中村辰男さん










講師 藤井智英さん




講師 団寧彦さん




講師 浅井泰彦さん




講師 村上義明さん




講師 粟森剛さん




講師 中崎功雄さん







午前から夕方まで休憩なしで17回連続、おつかれさまでした

おかげで大変多くのみなさんが和菓子作りを体験することができました。
当日は洋菓子教室も開催されました。


すべてのプログラム終了後、あとかたづけにかかろうとした時・・・
何やら?テーブルセッティングをしだす浅井さん。

浅井さんに「なんねんて?」と中村さん
実は、浅井さんが中心になって企画したサプライズ!

なんと!! 超豪華バースデーケーキが登場!
「今月誕生日の 中村さんと村上さんを全員でお祝いしよう!」

これには中村さん村上さんもビックリ



「みんなありがとー!!」火を吹きけす誕生月のお二人

粟森さん、慎重にカット
この日がんばったスタッフ全員でお祝いしました






これからも結束して和菓子の持つ力を伝えていくことを誓い合うみなさんでした。

「作りかた、これで い~い?」
「そうそう、その調子。お嬢ちゃん上手やぞ」

子どもたちに明るい豊かな未来を。
「今、私たちは何ができるか」 を考え、行動にうつしてまいります。


「たくらんどるげん」渚んど(なぎサンド)で千里浜再生!
お菓子を通して自然復活に協力!(佐吉庵・岡崎欣浩さん)

渚んど(なぎサンド)
石川県羽咋市の佐吉庵とモリモトが「たくらんどるげん」(企んでいます)
同級生の二人が千里浜イメージの「渚んど」を考案しました


千里浜再生プロジェクトに売上げから寄付(モリモト・森本貴之さん)


北陸新幹線金沢開業と能登有料道路無料化を見据えて
今後第2弾、3弾の企画を「たくらんどるげん」!
チーム名「たくらんどるげん」
お菓子処 佐吉庵 (石川県羽咋市島出町)
ホームベーカリーモリモト (石川県羽咋市中央町)


渚んど(なぎサンド)
石川県羽咋市の佐吉庵とモリモトが「たくらんどるげん」(企んでいます)
同級生の二人が千里浜イメージの「渚んど」を考案しました



千里浜再生プロジェクトに売上げから寄付(モリモト・森本貴之さん)


北陸新幹線金沢開業と能登有料道路無料化を見据えて
今後第2弾、3弾の企画を「たくらんどるげん」!
チーム名「たくらんどるげん」
お菓子処 佐吉庵 (石川県羽咋市島出町)
ホームベーカリーモリモト (石川県羽咋市中央町)

